本日は、第二祖日興上人御生誕七百七十年奉祝大法要に当たり、僧侶代表各位、国内信徒代表各位、海外信徒代表各位、寺族代表各位には御繁忙のところ御出席をいただき、まことに有り難うございました。

お陰さまをもちまして、記念すべき大法要を大過なく奉修できましたことを、心から厚く御礼申し上げます。まことに有り難うございました。

宗門は平成二十一年、総本山において七万五千名の大結集総会を大成功()に開催したのち、翌二十二年からは、具体的に折伏を前面に出した戦いを展開してまいりました。その初めの目標が、今回の第二祖日興上人御生誕七百七十年を期して、法華講員五〇パーセント増の戦いでありました。

全国の法華講支部指導教師ならびに講頭をはじめとする講員一同が、一致団結・異体同心して、果敢に折伏戦を展開してきた結果、総計すると国内・海外共に五〇パーセント増の誓願を達成することができました。

ここに改めて、皆様方に厚く御礼を申し上げる次第でございます。まことに有り難うございました。

我々は、この勝利の結果をもって、いよいよ次なる目標である平成三十三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築に向かって勇躍前進し、もって必ず誓願を達成していきたいと思っております。

大聖人様は『聖愚問答抄』に、

「今の世は濁世(じょくせ)なり、人の情もひがみゆがんで権教謗法のみ多ければ正法弘まりがたし。此の時は読誦・書写の修行も観念・工夫・修練も無用なり。(ただ)折伏を行じて力あらば威勢を以て謗法をくだき、又法門を以ても邪義を責めよとなり」(御書 四〇三頁)

と仰せであります。

私どもは一人ひとりが、この御聖訓を心肝に染め、世の中の不幸と争いと混乱の原因は、すべて邪義邪宗の謗法の害毒にあることを知って、講中一結して折伏戦を展開し、もって平成三十三年・法華講員八十万人体勢構築の誓願を必ず達成されますよう心から念じ、簡単でありますが挨拶といたします。

本日は、たいへん有り難うございました。

大白法 平成27年3月16日刊(第905号)より転載