大聖人様は、「桜梅桃李」(御書一七九七㌻)ということをお示しになっているように、桜は桜、梅は梅と、広宣流布という一点に力を合わせていくところに真の団結が生まれてくるのです。
これが一番大事なのであり、これは、しっかりお題目を唱えていると、そういう心になるのです。お題目の功徳というのは、それほど広大無辺なのです。
だから、唱題をして、唱題をして、そして折伏に打って出る。これをしていくと、講中が一致団結しますよ。そして、折伏に当たっても、どんな魔にも負けない強い生命力が、必ずその人の命のなかに具わってくるのです。
ところが、お題目を唱えていないと、この功徳がないのです。だから、口先だけの折伏になってしまう。これでは、単なる理屈の言い合いになってしまいます。
我々の折伏は、理屈の言い合いではないのです。邪義邪宗の害毒によって苦悩に喘ぐ人を救っていくのですから、これはお題目しかないでしょう。お題目を唱えて、我が命に大きな御仏智を頂き、その心で折伏をしていくことが大事なのであります。
みんながその気持ちになれば、異体同心は絶対に間違いありません。
どうぞ、そういう心で講中一結して、次なる平成三十三年の誓願達成に向かって是非、御精進いただきたいことをお願いする次第であります。