宗祖御聖誕の2月
決意も固く活発な活動を
~僧俗指導会の内容を講中に徹底~
「梅まつり」で春の訪れが愛でられている地域もあれば、まだまだ居座る寒波により、雪で日常生活を阻まれている所も多くある。
そのようななか、日本列島を東へ西へと、宗務役員及び折伏推進委員の御僧侶方が赴かれて順次行われてきた折伏推進僧俗指導会は、今月下旬に終了となる。
御法主日如上人猊下の御指南のもと、年間実践テーマの徹底と異体同心で折伏誓願目標を達成するために開催されているこの指導会では、混迷深まる世の中で、私たち日蓮正宗僧俗がいかに信仰を進めるかを御指導いただいてきた。
三つの年間実践テーマに沿って、大聖人様が、
「此の経の心をしれる僧に近づき、弥法の道理を聴聞して信心の歩みを運ぶべし」(御書一四五七㌻)
と仰せのように、各寺院において指導教師のもとで僧俗一体となって、大聖人様の仏法を糧として日々の折伏に励むべきこと、そしてまた、新入信者も、一日も早くそのような信心即生活を送って功徳の体験を積めるように育成すること等を教えていただいた。
特に、年間実践テーマ三つめの「活発な座談会で人材育成」については、座談会を重ねることで育成の充実が図られるとともに、それが折伏誓願達成への推進力を発揮するとの御指導があった。
各支部の実情に合わせ、家庭訪問の実践と座談会を有機的・計画的に行うなど、様々な工夫が相乗効果を示す活動が全国で展開されることが期待される。
活発な座談会は人作りと組織作りに繋がる。自らの体験を語り、他の人の体験を知ることで、一人ひとりが確信を一層深めることとなる。
例えば、座談会で聞いた話が、今まさに行っている折伏のための大きなヒントになったり、法統相続への後押しになる等々、これから座談会を通じて起こってくる発展の萌芽を見逃さず、大きく育てていきたい。
宗祖日蓮大聖人様が御誕生あそばされた二月、御指導を講中の一人ひとりに伝え、活動を具体的、活発に盛り上げていく時である。
(大白法 令和7年2月16日 第1143号転載)